今年は例年よりかなり早く梅雨が明け、その後は連日、うだるような暑さが続いています。
この記事を書いている今も厳しい暑さで、テレビでも毎日のように熱中症への注意喚起が行われています。
暑さ対策が求められるこの季節、家電量販店ではエアコンや扇風機が飛ぶように売れていますが、同時にカーテン店でも、遮熱製品や天窓カバー、吹き抜け用カーテンの問い合わせが急増します。
今回ご紹介するのは、昨年の冬に施工させていただいた東京都杉並区のH様邸です。
H様邸の窓は、天井が高く大きな吹き抜けがある特殊な空間で、光や寒さのコントロールが課題となっていました。特に、冬場の冷気を防ぎつつ、日中は採光をうまく取り入れることがH様のご希望でした。
高い吹抜けに開閉可能な専用シェードを取り付けた事例
H様邸は、設計士のS様からご紹介頂きました。
吹抜けが大きくて、壁はコンクリートのせいもあり 冬はとにかく寒く、夏は暑いとの事で「冬場1階にいる時は、寒さとの戦いです!!」 と、おっしゃっていました。
明るく開放感もあるとても素敵な吹抜けで、緑も見えるので使用しない時は簡単にたためて、仕事をされている奥の部屋から見えないようにしたいとのご希望でしたので、設計士の S 様と店内のサンプルでお打合せしながらハンザムシェーディングにする事になりました。
吹き抜けシェードの設計から取付までワンストップで可能です
本来なら、長い方向にレールを取り付けて幅を小さくしますが今回は、長い方の片側の壁に落下防止用の金属メッシュが取りついていましたので幅は3mを超えてしまいますが、短い方の壁にレールを取付けました。
よ~く見ないとわかりませんが、コンクリートの壁がシルバー色のレール白く塗っている壁側は、白いレールにして、目立たないようにしています。
たたみも計算し、たたんだ時に奥の部屋から見えないようにし閉めた時にも、関節照明に近くならないように取付けました。
シェードのたわみを考慮した精密な設計
これまで、幅が3メートルを超える大きなシェードは製作したことがありませんでした。しかし、今回は芯材の選定やジョイント部分の工夫を重ね、たわみを最小限に抑えることに成功しました。大きなシェードはどうしても中央部分がたわむ傾向があるため、これが課題となっていました。
生地を支えるための補強材や、適切な縫製技術を組み合わせることで、耐久性と見た目の美しさを両立。さらに、生地の素材選びや設計方法を細部にわたって検討し、最適な仕上がりを目指しました。このようなオーダーメイドシェードは、メーカーでは対応が難しいため、私たちもお客様と一緒に学びながら試行錯誤を重ねています。
設計士のS様からは、「今では特殊な依頼に対応せず、話も聞かない店舗が多い中、ハンザムさんのような職人気質の店に出会えて本当に助かりました」との、信頼の言葉をいただきました。これは私たちにとっても大きな励みであり、今後の製作への自信となっています。
ハンザムでは、吹き抜け窓や大きな窓用のシェード、特殊なサイズ・仕様のシェードにも対応可能です。機能性とデザイン性を兼ね備えた製品をお届けするため、常に最新の技術と知識を活かし、お客様のニーズに寄り添った提案を行っています。
同じように大きな窓のたわみや遮光性などでお困りの方は、ぜひハンザムにご相談ください。経験豊富なスタッフが、最適な部材の選定から施工まで丁寧にサポートいたします。
吹き抜けシェードのご依頼については、以下もご参考ください。