こんにちはスタッフの金子です。
まだ春だというのに、天気の良い日はもうすでに夏のような気候ですね。温暖化の影響を年々強く感じております。暑くなるこの時期、やはり遮熱に関する問い合わせが増えてまいります。
今までは<遮熱レース>を探されている方が多かったですが、今年に入った頃から急激に<遮像レース>を探されている方が増えました。遮像レースとは、特殊な断面をしている糸で織られているレースのことで、日中はもちろん、夜間に照明をつけても室内が見えにくくなっているレースです。
遮像レースは今までもありましたが、急に人気が爆発しました。遮像レースを実際に見ていただくと、「室内からも外の景色が見えにくいですね~」と、だいたいのお客様がおっしゃいます。外の景色は全く見えなくて良い、という方もいらっしゃる一方で、少しは外の様子がわかる方が良いというご希望も多く聞かれまして、透け具合の難しいところです。
そこで今回は、
- ボイルレース
(つるっとしたシンプルな生地を使用した薄手のレース) - ミラーレース
(光沢糸を使用し、光を反射させ日中室内を見えにくくするUVカットレース) - 遮像レース
(室内をほぼ見えないようにするレース)
の3種類で日中、室内から外の景色の見え方と夜間、外から室内の見え方を実際にお店で吊って比べて見ました。
レースカーテンの比較:日中室内からの見え方
1ボイルレースの室内から外を見た場合です。
窓越しの白い椅子や奥の植物が良く見えます。
2ミラーレースの室内から外を見た場合です。
ボイルレースと比べると外の景色が見えにくくなりました。ただ見えない程ではないので、これ位の方が少し明るくて外から見られていない感じが安心すると言われるお客様が多くいらっしゃいます。
3遮像レースの室内から外を見た場合です。
窓越しの椅子や植物がほとんど見えなくなりました。
レースカーテンの比較:日中外からの見え方
これは、日中外から室内を見た場合です。
右から1ボイルレース、2ミラーレース、3遮像レース、の順番です。
この日はとても天気の良い日で、ガラスの光の反射もありますのでボイルレースでも室内が見えにくいですが、もう少し日差しがない時はボイルレースは室内の様子が、ぼんやりわかります。
ミラーレースと遮像レースは日中であれば、ほぼ室内は見えません。
レースカーテンの比較:夜間における外からの見え方
1ボイルレースで夜間、店内の照明をつけ外から室内を見た場合です。近くに置いた椅子の形や柄がハッキリ見えます。
2ミラーレースの外から室内を見た場合です。日中同様、ボイルレースと比べると椅子の形や柄が見えにくくなりました。見えにくくはなりましたが、やはり夜間は室内が見えますので通常であればシャッターやドレープカーテン(厚手のカーテン)を閉めます。
3遮像レースの外から中を見た場合です。照明が点いているのはわかりますが、室内の様子は、ほぼわかりません。
写真を見比べて頂くと、レースによって見え方が全然違うのがわかると思います。ですので、お客様がレースを選ばれる時に、何を選ぶポイントにするかでレース選びも変わってきます。
見た目の柔らかさ透け感なのか、日中のプライバシー保護なのか夏場の遮熱対策なのか、夜間でも見えにくいレースなのか。他にも色々の機能を持ったレースがございます。
ハンザムがお客様に一番お伝えしたい事はお選びになる時は、ネットの写真やカタログを見て決めるのではなく実際にカーテンに仕立てたサンプルをご自宅で吊って、確かめてみてください!!この一点です。
今回は3種類のレースでしたが、例えば同じ遮像レースでも透け感や見え方はそれぞれのレースによって違います。
当店ですと5日間まで、最大8点、お店にあるサンプルを外してそのままお貸出しできますのでご自宅に吊って、室内から見たり、外に回って室内を見たり、昼と夜で見比べてみてください。
一度ご購入されたら長くお使いになる物だからこそ、失敗のないカーテン選びに「試し吊りサービス」をご利用くださいませ。
当店は4月より、『遮熱・機能レースフェア』を開催しております。
新しいサンプルも沢山作り、売り場を拡大し展示しておりますので、是非この機会にたくさんのサンプルの中からお好みのレースをお選びください。
それでは、また。