こんにちは、スタッフの金子です。
いつもは、一般のお客様の住宅に納品したカーテンやブラインドなどをご紹介しておりますが、今回はあまり住宅では使われない、吊りレールの施工事例をご紹介させていただきます。
吊りレールとは、字の通り、レールを吊り金具を用いて必要な高さに下げて吊るカーテンレールのことを言います。
レールを下げることにより、梁や照明などの障害物を避けて取り付けできたり、上部にスペースができるので、上から明かりやエアコンの風を入れることも可能です。
病院のベッド周りが一番ポピュラーな使われ方ですが、美容室の着付け用の間仕切りとして取り付けたりなど、色々なことに使えます。
リラクゼーションサロンでの吊りレール設置事例
今回の現場は新設のリラクゼーションサロンで、ベッドを2台置くため、それを囲うようにレールをつけて欲しいとご来店いただきました。
施工経験が問われる吊りレール
当店にご来店される前に、他に2店舗程行かれたそうですが、
「レールを天井に直接取り付ける方法しかできない」
「アンカー(下地がない箇所に埋め込んでビスを止めるもの ※強度的に弱い)で取り付けます」
と言われ、不安になってやめたそうです。
現地でお打合せした時に、
「これが打ち合わせですよね。ようやく相談したりアドバイスしていただけるお店に巡り合えて本当に良かった」
と、嬉しいお言葉をいただきました。
吊りレールは、打合せが全てと言っても過言ではないほど、事前の打合せと採寸が大切です。
吊りレール取付までの実際の様子
最初に、どのようにレールを取り付けたいか、どの高さにレールを吊りたいかなどを、レーザー墨出し機を使い、取り付け後のイメージを可視化しながらお打合せいたします。
まずは、レールを吊るための吊り棒をレーザーを基準に取り付けていきます。
吊り下げた吊り棒にレールを固定します。
ご希望の位置に、ベッド2台分の吊りレールを取り付けることができました。
吊りレールは、窓の上に取り付けるレールと違い、天井面にある下地が少ないため、探したり、照明や梁などの障害物を避けたりと手間がかかります。また、下地が途中から入っていないなど、イレギュラーな事が起こりやすいため、量販店の施工業者さんには敬遠されがちです。
当店では、吊りレールの施工時には、長さの違う吊り棒を余分に持って行ったり、施工時間を余裕を持たせて組んだり、イレギュラーなことでも対応できるようにしております。
吊りレールをご検討されている方は、是非ご相談ください。
それでは、また。