防音カーテン

楽器を自宅などで練習する方だと一度は検索したり、すでにお使いになっている方も多い防音カーテン。その仕組みや特徴、メリット、デメリットなどをご紹介します。

出典:スミノエサウンドガード

防音カーテンの仕組み

防音カーテンは読んで字の如く、「音を防いでくれるカーテン」ですが、その仕組みは一体どのようになっているかご存知でしょうか。

まず、防音カーテンには類似した商品で「遮音カーテン」と「吸音カーテン」と呼ばれるものが存在します。遮音カーテンとは音の進入・通過を遮るカーテンです。屋外のさまざまな音の、屋内への進入を防ぎ、屋内の音を外へ漏らさないようにします。遮音カーテンは特殊加工により音を反射させ、通過させないようになっています。
次に吸音カーテンは、音を吸収することで外へ漏れ出すのを抑制するカーテンです。遮音カーテンのように反射させる仕組みではないため、反響は少なく、一般的には音質にこだわる空間でよく用いられます。

そして、防音カーテンとは遮音性がより高く、吸音効果もあるカーテンと位置付けられています。いずれの効果も持ち合わせるカーテンです。

防音カーテンはどのような仕組みで音を防いでいるのでしょうか。それは特殊な加工が施された生地が何層にもわたって組み合わされ、織りなされたカーテンで、その形状により音を反射・吸収し、防音性を高めてくれます。

防音カーテンの効果

防音カーテンを使用することで、全ての音が抑制され、無音に近い状態になる、ということではありません。あくまで音を軽減するもので、過度に期待をすると大きな差異が生まれてしまいます。また、防音カーテンには抑制するにあたって得意な音域と苦手な音域があります。

防音カーテンは中高音の音域に対しては抑止力を発揮します。商品のグレードやメーカーによっても異なりますが、一部では50〜80%ほど、音を抑えてくれる効果があるとも言われています。中高音の音域とは、具体的な例を挙げると「ペットの鳴き声」や「赤ちゃんの鳴き声」、「楽器の音」、「飛行機の音」などです。

このような音は空気伝播音と呼ばれています。このような音はいずれもご近所での騒音トラブルにもなりやすい音で、特に赤ちゃんの鳴き声は中でもコントロールが難しく、悩んだ経験がある方も多い騒音の1つです。これらの音が気になる場合は、防音カーテンを選ぶことで外部への音の漏れを抑止できる可能性があります。

低音には効果が薄い

反対に防音カーテンを使用しても中低音の騒音に対しては効果が思ったほど期待できません。たとえば外を走る車の音や工事音がそれにあたります。このような音は固定伝播音と呼ばれ、物が振動することで生まれる音です。これらの音に悩んでいる場合、防音カーテンを取り付けても悩みを解消できるほどの結果は得られないかもしれません。

防音カーテンのメリット

防音カーテンは音漏れや音の侵入を防ぐ役割以外に、その構造からほかにも嬉しいメリットがあります。

遮光効果

防音カーテンは何層にもわたって生地が使用されているため、その構造から音だけでなく光の侵入も防ぎます。遮光効果が高いため、日中でもカーテンをすると十分な効果を感じさせます。

断熱効果

防音カーテンは断熱効果も非常に高くなっています。外気による室内への影響を防ぎ、かつ室内の温度を逃しにくくなります。冷暖房の効きをよくすることで電気代を節約しながら快適な居室を維持してくれます。

防音カーテンのデメリット

非常に機能性の高い防音カーテンですが、使用するにあたってはいくつかの懸念点も見られるようです。

光がほとんど入らない

まず1つ目が、遮光性の高さが故に光がまったく入り込まないこと。防音カーテンはしっかりと窓を覆うことでその効果を発揮します。防音したい時間がやかんだけであれば問題ないのですが、日中にも音を抑えたい時、カーテンを閉めてしまうと室内は真っ暗に。特に気にならない方は問題ないですが、日差しが室内に入ることに重きを置く場合はあらかじめ念頭において検討した方が良さそうです。

カーテン自体の重量

次に、カーテン自体が非常に重いこと。防音カーテンは一般のカーテンの同じ大きさのものに比べ、約2倍近い重さがあります。防音カーテンは前述した通り、音を抑えるために幾層にも生地を重ねて作られています。重なっている分、1枚のカーテンの重量は重くなりますが、一般的に防音カーテンは重量に比例して防音効果が高いといわれています。だからと言って、ただ重いものを選べば良いということではありません。選ぶ際にもう1つ注意が必要なのはカーテンレールの耐荷重量です。

カーテンレールはあまりに重いものを吊り下げる想定の仕様にはなっていません。機能性レールの一般的な耐荷重量は5〜10kg程度と言われています。装飾性レールの場合は、ものによっては3kg程度のものもあるようです。毎日の開閉でより負荷がかかることを念頭に、防音カーテンの購入有無やスペックを検討した方が良さそうです。

防音カーテンの取り付け方法

防音カーテンの効果を十分に発揮するには、その取り付け方が重要です。せっかく高機能の防音カーテンを購入しても、取り付け方が不十分だと効果は半減してしまいます。取り付けの際に重要なポイントは次の通りです。

カーテンはフラットタイプを選択

一般的にカーテンはひだがあるものがメジャーですが、防音カーテンを選ぶ際は、ひだのないフラットタイプがおすすめです。ひだがあることで隙間が生まれ、そこから音が漏れてしまいます。

窓をしっかり覆うサイズで採寸

防音カーテンで重要なのは隙間ができないように取り付けることです。そのため採寸には特に注意が必要です。
防音カーテンの幅の測り方はメーカーごとによって若干異なります。基本的には左右の固定フックの長さを計測しますが、両開きの仕様にする際、ある会社はレール幅と同じサイズでのオーダーで行うものの、別の会社では各2cmずつ縮めたサイズでのオーダーとなります。これらの違いは一概には言えませんので、事前に確認が必要です。
掃き出し窓に取り付ける場合は、カーテンレールのランナーから床までの長さを測り、-1cmした長さが基準となります。もし高さが200cmの場合、カーテンの丈は199cmとなります。ただし、商品によってはレールランナーから床までの長さで採寸するものもありますので、掃き出し窓で使用する場合は相談するほうがよいでしょう。腰高窓の場合はレールランナーから窓枠の高さを基準に+15cm程度長くします。

両脇の隙間はピンなどで固定

防音カーテンをしっかり固定しようとしても両脇はどうしても隙間が開いてしまいます。しっかりと防音性にこだわるのであれば、この隙間を押しピンなどでしっかりと固定することも大切です。密閉度が高まり、より防音性が高まります。

防音カーテンのお手入れ

防音カーテンのお手入れは洗濯することができますが、その方法は事前に確認が必要です。洗濯表示を見ると、洗濯機が使用できないものがあります。防音カーテンは特殊な加工を施しているため、洗濯機で洗うことで、その生地が剥がれてしまう恐れがあります。表示に従った方法でお手入れをすることが、効果を長持ちさせることへもつながります。

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